ハーフトゥクリップ
★ハーフトゥクリップというものをご存知でしょうか?
(イメージ画像です)
ペダルの先に装着するもので、これがあると少しペダリングが楽になります。
ロードバイクに乗っている方がビンディングペダルというものを使用している事がありますが、これは靴とペダルがしっかりと固定されるペダルなので、ペダルを踏み込む力だけではなく引っ張り上げる力も自転車の推進力に変える事が出来ます。
踏む力だけでなく引く力も使えるので長距離を走行する際は足の筋肉の負担が分散されてより快適に走る事が出来ます。
本格的に自転車に乗りたい方はビンディングペダルをオススメしたいですが、デメリットもあるのでいくつか並べていこうと思います。
その1(価格)
まずペダルをビンディングペダルに変えないといけません。値段はピンキリですが大体5000円以上になります。
またビンディングペダルにはクリートと呼ばれる部品がついた専用のビンディングシューズという靴が必要になります。こちらも値段はピンキリですがちゃんとしたものであれば一万円前後、良いものは二万円以上するようです。
その2(デザイン)
ビンディングシューズのデザインはかなりスポーティーなものが多いです。バッチリサイクルジャージに身を包んだ姿であればかっこいいのですが、カジュアルな服装には足元だけがヤル気満々になってしまいます。
カジュアルなデザインもあるのですが、それでも豊富なラインナップとまでは言い難いと思います。
その3(立ちごけ)
立ちごけというのは自転車に乗ったままこけてしまうことです。
どういうことかと言うと、ビンディングペダルからビンディングシューズを外すのには少々慣れが必要なので、停車する際に上手く外す事が出来ずそのままこけてしまうのです。
慣れてしまえば大丈夫なのですが、こけてしまったところに後続車が来てしまうという想像をすると怖いです。
★ここから本題です。
ここまでビンディングペダルの話をしてきましたが、ここからハーフトゥクリップの話をしていきたいと思います。
ハーフトゥクリップを一言でいうと「お手軽ビンディングペダル」です。
ビンディングペダルを使用してみたいけど立ちごけが怖いと思っている方や、ちょっと値段が高いのでビンディングペダルを買えないという方に気軽にビンディングペダル気分を味わってもらえるパーツです。
それではビンディングペダルと比較した時のメリットを挙げていきます。
その1(安い)
まずはめちゃくちゃ安いです。プラスチック製のものであれば大体800円くらいで買えます。金属製のちょっと良いものでも3000円くらいで買えます。
その2(靴を選ばない)
ビンディングペダルは専用の靴が必要ですがハーフトゥクリップなら、大体どんな靴を履いても普通にこぐことができます。
※ただし極端につま先部分が膨らんでいるような靴や、足の甲が高い靴はハーフトゥクリップに入らないかもしれません。
また革靴など素材によっては、つま先部分が削れてしまうので注意が必要です。
その3(立ちごけしにくい)
前述の立ちごけもほとんどないと思います。
これは自身の経験からしか言えないのですが、特に立ちごけをしそうになったことはありません。ハーフトゥクリップにつま先がスポっと入っているだけなので、簡単にペダルから足を下ろすことができます。
★ペダリング
あくまでこれは個人的な感覚に基づくものなので参考程度に読んでもらえたらと思います。
どれくらいペダルに力を加えられる部分が増えるかを簡単な図で説明したいと思います。赤い矢印が力を加えられる部分です。
まずはノーマルペダルの場合↓
これがハーフトゥクリップを使用した場合↓
ほんのちょっと力を加えられる部分が増えます。
ちなみにビンディングペダルなら360°どの角度でも力を加えられます。
またハーフトゥクリップを使用するメリットとして立ち漕ぎをしている時にペダルを踏み外すという事故を防ぐ効果もあります。私は一度ペダルを踏み外したことがあるのですが、めちゃくちゃ怖かったです。
★最後に注意点
良い部分を説明してきましたが、悪い部分というか注意点も紹介しようと思います。
ハーフトゥクリップは必ずどのペダルにも装着できるとは限りません。
ご自身のペダルの形状をよく見てから購入することをお勧めします。
さらに形状やサイズもいろいろあるので自分の足にあったものを選ぶことが重要です。
またビンディングペダル程ではないですが、ハーフトゥクリップも使用の際は慣れが必要かと思います。慣れないうちは無茶な走行をせず気を付けて運転してください。
長くなってしまいましたが興味が湧いた方には是非ハーフトゥクリップをペダルに取り付けてサイクリングに出かけてみて欲しいと思います。
それでは('ω')ノ
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